クロムを用いた製品
クロムの特徴は、腐食しにくく加工しやすいことが主な特徴ですが、他の元素と合金、化合物として使われることがほとんどです。
実際にどのようなものに使われているかを見て行きましょう。
鋼材
クロムの使用量としては圧倒的な量になります。クロム(Cr)を用いた鋼材の代表的なものをあげます。
一般にステンレスと呼ばれる鋼材です。
JISでの分類でマルテンサイト系・フェライト系・オーステナイト系等に分類されます。
(オーステナイト系はニッケルを成分の一部としているのでニッケルを参照)
| 材料名 | 組成(wt%) | 主な特徴 |
| SUS403 | Fe(鉄)はベース材 Cr (11.5~13%) | |
| SUS420 | Fe(鉄)はベース材 Cr (12~14%) | |
| SUS405 | Fe(鉄)はベース材 Cr (11.5~14.5%)、Al (0.1~0.3%) | |
| SUS430 | Fe(鉄)はベース材 Cr (16~18%) |
ステンレス流し台関係(SUS) キッチン関係は、水を使い熱を使うので金属にとっては厳しい環境です。
キッチン関係はステンレスが多く使われます。


ナイフや包丁の素材でもあります。
ジェットエンジン
クロムを用いた耐熱性の高い合金スーパーアロイが使われます。

ニクロム
ニッケルとクロムの合金として有名ですね。電気抵抗が高いため、発熱体として使われます。
ドライヤーなどにも使われています。

ニクロム線をコイル状にして電気を流すとヒーターになる。
クロムめっき
クロムめっき は光沢が美しく、摩擦やさびに対して強く家庭用品の装飾や工業的にも使われます。
工具
ハードディスクのディスク部はアルミの上にクロムメッキをして磁性体を焼き付けるものもあります。
(ハードディスクの基材は、高密度化によりガラスにシフトしています。)

ハードディスク