レアメタルを備蓄して安定供給
レアメタルは、その国の産業構造を支える重要なものであり安定供給のために各国はそれぞれ対策を行っています。
日本では、7種類のレアメタルに関して国家備蓄を行っています。
民間による備蓄とあわせて60日分の量を確保することが目標とされています。
その七種類のレアメタルと国家備蓄量を表に示します。
| 種類 | 備蓄量 |
|---|---|
| ニッケル(Ni) | 21日 |
| クロム(Cr) | 30日 |
| コバルト(Co) | 24日 |
| タングステン(W) | 21日 |
| バナジウム(V) | 21日 |
| マンガン(Mn) | 32日 |
| モリブデン(Mo) | 21日 |

これらレアメタルの備蓄は、茨城県高荻市にある国家備蓄倉庫にて行われています。
1970年代のアメリカとソ連(ロシア)の冷戦構造の影響を受けて、経済産業省(当時の通産省)が主導して1980年代にスタートしています。
しかし、その後の技術の進展で必要とされるレアメタルの種類や量は増えています。
レアメタルの使用状況を踏まえると、日本に充分なレアメタルが備蓄されているとは言いがたい状況です。