・チタンの使用例

チタンを使用している製品

チタンの特徴である軽い・強い・腐食しにくいという特性を必要とする分野に多く使われています。
チタンは、まだ使われ始めて歴史が浅い金属ですので、新しい合金などの研究も進められています。
またチタンの酸化物も最近では機能性材料として注目を集めています。
用途はまだまだ拡大していくものと思われます。

航空宇宙産業

チタンは航空宇宙産業で最初に使われ始めました。


チタンは軽量で強靭な金属ですから、空や宇宙へ行くのには少しでも軽いほうが有利です。
特に軍事用途は、コストも度外視できるので先端技術が惜しみなく使われます。


軍用機(特に戦闘機)
レアメタル ジェット戦闘機



民間機にもチタンはずいぶんたくさん使われるようになりました。
B777の場合でチタンは約11t(総重量122t)使われているそうです。
写真はもっと新しいエアバス社の飛行機です。更にたくさんのチタンが使われているはずです。
レアメタル ジャンボ機



ジェットエンジン
タービンブレードにはチタン合金が使われます。
レアメタル ジェットエンジン



プラント施設


航空産業を持たない日本ではもっとチタンの使用がもっとも進んだ分野です。



化学工業では耐腐食性が高いことが評価されて多く実用されています。

レアメタル ケミカルプラント



原子力発電所・火力発電所

発電する為の羽根(タービンブレード)は過酷な使用条件です。

チタン合金を使うことにより大型化できるので発電効率UPに寄与しています。

原子力発電所では1500tものチタンを使っています。
レアメタル原発



海水を淡水化するプラントは、海水で腐食されない金属であるチタンが無いとプラントとして成り立ちません。
ほとんどチタンの塊の施設といえます。


建築資材


建築材としても使われ始めています。
チタンの機能面と意匠面によって使われ始めています。
チタン合金を屋根などに用いることにより、軽量化とメンテナンスフリーにすることができます。
ただしチタンを使用することによるコストを回収するには、何十年単位の期間が必要になります。


良く知られている例として東京国際展示場ビッグサイトがあります。
建物全体でチタンが140t使用されています。
レアメタル 東京ビッグサイト


趣味・生活用品

腕時計
腕時計の筐体やバンド部分に使われることがあります。
それまでのステンレスなども用いたものと比べると、かなり軽くなっています。
レアメタル 腕時計



ゴルフクラブ
チタン素材のゴルフクラブの出現により、軽量な為ゴルフヘッドの大型化が進み飛距離も伸びました。
レアメタル ゴルフクラブ

新規分野

酸化チタン(チタンの酸化物)

光触媒として酸化チタンの使用量が伸びています。

光酸化力で有機物の分解と超親水性による付着物の除去能力が生かされています。

車のコーティングや建築物の外壁などに使われるようになりました。
水で流すだけで汚れが取れると謳っているものはこの技術が使われています。 レアメタル 外壁

水素吸蔵合金
排出物が水のみというクリーンエネルギーとして燃料電池の研究が進められています。
燃料電池へ水素を供給する為に、水素を溜めておくための媒体としてチタン合金が期待されています。
レアメタル 車