・ニッケル基本情報

ニッケルの基本的なデータ

ニッケルの基本物性

レアメタル ニッケル

元素記号 Ni
英語表記 Nickel
原始番号 28
原子量 58.69
融点 1453℃
沸点 3287℃
密度 8.902g/cm3



ニッケルはたいへん古く紀元前の時代から人間が使用していましたが、それは鉄との合金でした。ニッケルという単一元素として認識されたのは、1750年ごろになります。
ニッケルは人間にとって非常に使いやすい金属で、非常に幅広い応用範囲があります。



もっとも身近なものとしては、硬貨があります。銀色の硬貨(1円はアルミニウムなので除外)の素材の一部としてニッケルが使われています。




アメリカの5セント硬貨を通称でニッケル(nickel)と呼ぶのは知っていますか。
当然ニッケル合金で出来ているのですが、ニッケルを硬貨として用いたのには、ニッケルを国家備蓄する意味合いもあります。「ウォータイム・ニッケル」(戦時のニッケル)と言われることもありました。



ただ名前の由来としては、「インディアン・ヘッド・セント」硬貨に使われていたものが元々で、その名称が5セント硬貨に使われるようになったためです。

このようにニッケルは、たいへん重要な金属であることがわかります。

ニッケル発見の歴史

ニッケルは1750年ごろスウェーデンの鉱物学者 クローンステットがクックフェルニッケルから金属の抽出に成功したのが最初といわれています。


クックフェルニッケルはドイツ語で銅の悪魔を意味する言葉です。 鉱石から銅を取り出そうとしても取り出すことが出来ないのでクックフェルニッケルという名前で呼ばれていました。


このクックフェルニッケルから精錬された金属は銅とは全く異なり、酸に溶かすと緑色を示し、空気中で熱すると黒色の粉に変わる。非常に固くてもろい性質を持っていました。
クローンステットはクックフェルニッケルを略してこの金属をニッケルと呼ぶようになり、それがニッケルという金属の名前になりました。


性質の近いレアメタルとしてクロムがあります。